大相撲優勝の栄光と知られざる舞台裏!賞金内訳や歴代記録を徹底解剖
今注目を集めている 大相撲優勝の栄光と知られざる舞台裏!賞金内訳や歴代記録を徹底解剖について、多角的な視点をご紹介しています。
大相撲の15日間が終了した時点で、最高成績の勝ち星が並んだ場合に開催されるのが「優勝決定戦」です。千秋楽の全取組が終了した直後、館内の空気が一変し、緊迫した静寂が土俵を包み込みます。この優勝決定戦には、本割の取組とは全く異なる厳格かつ公平なルールが存在します。
相撲協会の規定により、優勝決定戦では本場所の番付(順位)による優劣は一切考慮されません。たとえ東横綱と前頭最下位の力士が同星(例えば12勝3敗など)で並んだとしても、土俵上では完全に同列として対戦が組まれます。本割では同部屋の力士同士や兄弟力士、一定の親族関係にある力士の対戦は組まれない原則がありますが、優勝決定戦に限ってはこの制約が完全に解除され、同門対決や兄弟対決が解禁される点が最大の特徴です。
決定戦の形式は進出する力士の人数によって明確に定められています。
2名による決定戦の場合はシンプルな一発勝負です。3名の場合は「巴戦(ともえせん)」と呼ばれる過酷な変則ルールが適用されます。くじ引きによって最初に戦う2名と控えの1名を決め、先に「続けて2連勝」した力士が優勝となります。誰かが2連勝するまで延々と取組が繰り返されるため、体力の消耗と極度のプレッシャーが勝敗を左右します。
さらに4名の場合はトーナメント戦、5名以上の場合はくじ引きを交えた変則トーナメントが実施されます。1996年秋場所では、曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸、貴ノ浪の2横綱3大関による伝説の「5人決定戦」が行われ、貴ノ浪が劇的な優勝を果たしました。星取表が混戦を極める場所ほど、千秋楽の最終盤に待つサバイバル劇はファンの熱狂を呼び起こします。