スヌーピーとウッドストックの正体|鳥の種類や飛べない理由の真実
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ウッドストックを目にした多くの人が抱く最大の疑問が、「彼は実在するどの種類の鳥なのか」という点です。鮮やかな黄色い体と頭の上の逆立った羽毛から、カナリアやヒヨコ、あるいはキツツキの幼鳥と推測されるケースが少なくありません。しかし、原作者チャールズ・M・シュルツが遺した公式見解によれば、その正体は「特定不能の渡り鳥(A bird of unknown species)」です。
原作コミック『PEANUTS』の中でも、スヌーピーが野鳥図鑑を開いてウッドストックの種類を特定しようと試みるエピソードが存在します。しかし、図鑑のどのページを探しても一致する鳥は見つからず、最終的にスヌーピーが「君は君だ」と受け入れるシーンが描かれています。生物学的な分類を超越した存在こそがウッドストックのアイデンティティなのです。
また、性別については明確に「オス(Male)」と設定されています。作中の英語の地の文やスヌーピーのモノローグにおいて、ウッドストックは一貫して代名詞「he / him / his」で呼ばれており、女性の小鳥に恋心を抱くエピソードも複数回登場します。
そして、非常に印象的なのが「ウッドストック」という名前の由来です。この小鳥は初登場時から名前を持っていたわけではありません。1969年8月にアメリカ・ニューヨーク州で開催された伝説的な野外音楽の祭典「ウッドストック・フェスティバル(Woodstock Music and Art Fair)」にちなみ、1970年6月22日付けの日刊新聞連載ストリップでスヌーピーによって正式に名付けられました。当時のカウンターカルチャーや自由の象徴であったフェスの熱気を、シュルツが軽やかにキャラクターへ投影した瞬間でした。