高輪ゲートウェイの評判はやばい?「何もない」酷評から激変した実態

高輪ゲートウェイの評判はやばい?「何もない」酷評から激変した実態について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

開業直後に巻き起こった激しいバッシングの背景には、単なる期待外れにとどまらない、複数の複合的な要因が存在していました。当時の状況を検証すると、批判が噴出した構造的な理由が浮かび上がってきます。

第1の要因は、駅舎の先行開業による周辺インフラの未完成です。高輪ゲートウェイ駅は、約13ヘクタールに及ぶ旧品川車両基地跡地の再開発プロジェクトの中核として計画されました。しかし、JR東日本は2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて駅単体の開業を前倒ししたため、改札の外は広大な工事用の仮囲いに覆われ、コンビニ1軒と無人決済店舗以外に立ち寄る場所が一切ありませんでした。現場を訪れた利用者が「改札を出ても荒野しかない」と落胆したのも無理のない状況だったと言えます。

第2の要因は、「駅名公募」を巡る炎上騒動の経緯です。JR東日本が一般公募を実施した際、応募総数6万4,052件の中で1位となったのは「高輪(8,398件)」、2位は「芝浦(4,265件)」、3位は「芝浜(3,207件)」でした。これに対し、実際に採用された「高輪ゲートウェイ」はわずか36件で公募順位130位にとどまりました。選定理由の不透明さや「公募の意味がない」という反発から、駅名撤回を求める署名活動に約5万人分が集まるなど、開業前から強烈な逆風に晒される結果となりました。さらに駅舎案内板に採用された明朝体フォントに対しても「和風モダンを意識しすぎて視認性に欠ける」といったデザイン面での批判が重なりました。

第3の要因は、開業直後のコロナ禍直撃による人流の遮断です。2020年3月14日の開業直後、日本国内は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う最初の緊急事態宣言に突入しました。イベントの中止やテレワークの普及により、山手線の乗車人員自体が激減。新駅の話題性は急速に萎み、誰もいない閑散としたコンコースの映像がテレビやネットで拡散されたことで、「人が集まらない失敗した駅」という強烈な初期イメージが定着してしまいました。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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