紅蓮の錬金術師キンブリーの美学と強さ!壮絶な最後と信念の真相

今注目を集めている 紅蓮の錬金術師キンブリーの美学と強さ!壮絶な最後と信念の真相について、多角的な視点をご紹介しています。

キンブリーの最期は、少年漫画史に残る屈折したカタルシスを描き出しています。ブリッグズでの戦いにおいて、ハインケルの奇襲を受け致命傷を負ったキンブリーは、始まりのホムンクルスであるプライド(セリム)に肉体ごと喰われ、体内に取り込まれました。

通常、プライドの影に取り込まれた魂は何万もの怨嗟の叫びに呑まれ、自我を失って消滅します。しかし、キンブリーの精神はあまりにも強固でした。彼は怨嗟の嵐の中でただ一人、「ゾルフ・J・キンブリーという個」を完全に保ったまま待機していたのです。

そして最終決戦、エドワード・エルリックに追い詰められたプライドが、自身が下等生物と見下していた「人間の肉体」を奪って生き延びようとした瞬間、事態は一変します。ホムンクルスとしての矜持をかなぐり捨てたプライドの醜悪な選択を、美学に生きるキンブリーが見逃すはずはありませんでした。

プライドの精神世界に突如出現したキンブリーは、その行動を妨害。「貴方は人間を見下していたはずだ。その誇りを捨てて人間の器に逃げ込むなど、あまりにも美しくない」と言い放ち、エドワードに決定的な勝機をもたらしました。自らの信条を貫き通し、最後は帽子に手を添えて優雅に一礼しながら暗闇へと消えていった彼の散り際は、読者に圧倒的な衝撃を残しました。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest