生理終わりかけの尿検査は受けて平気?潜血反応の盲点と正しい対処法

生理終わりかけの尿検査は受けて平気?潜血反応の盲点と正しい対処法とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

大手健康保険組合や総合健診クリニックの保健師・臨床検査技師への聞き取り取材、ならびにSNSや知恵袋等のコミュニティに寄せられた受診者の実態を検証すると、生理終盤の自己判断によるトラブルが日常茶飯事となっている実態が浮き彫りになります。

都内の健診センターに勤務する現役の臨床検査技師は、現場の実情を次のように明かしています。

「生理5日目〜7日目の『もう終わったつもり』で提出された尿検体を開封すると、遠心分離器にかけた沈渣(ちんさ)顕微鏡検査で視野一面に赤血球と扁平上皮細胞がびっしり確認される例が非常に多く見られます。受診票に『生理中』のチェックがない場合、検査側としては病的出血と区別がつかないため、機械的に異常所見として処理せざるを得ません」

また、実際に「生理終わりかけ」で受診してしまった20代〜40代女性からは、後悔の声が数多く上がっています。

「最終日だと思って黙って提出したら、後日『尿潜血3+』で要精密検査通知が届いた。結局、泌尿器科で超音波検査と再度の尿検査を受ける羽目になり、3割負担でも約3,500円の余計な医療費と半日の有給休暇を消費した」(30代・IT企業勤務)

「妊婦健診の尿検査で、茶色い出血混じりの尿を提出してしまい、蛋白と潜血が跳ね上がって妊娠高血圧症候群の疑いをかけられ、入院一歩手前まで精密検査が拡大して精神的に激しく消耗した」(20代・主婦)

このように、その場の「面倒だから今日済ませてしまいたい」という妥協が、結果的により重い時間的・金銭的・心理的コストとなって跳ね返ってくるのです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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