きのこ・たけのこ第三の刺客「すぎのこ村」販売終了の真相と復活の軌跡
きのこ・たけのこ第三の刺客「すぎのこ村」販売終了の真相と復活の軌跡に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
日本の菓子史において、株式会社明治(当時:明治製菓)が築き上げたチョコスナックの金字塔といえば、1975年発売の「きのこの山」と1979年発売の「たけのこの里」です。この2本柱が大ヒットを記録する中、開発陣が「里山シリーズ」の集大成として1987年に世に送り出したのが、第三の刺客である「すぎのこ村」でした。
すぎのこ村の最大の特徴は、杉の木の形状を模した細身のプレッツェル風ビスケット軸に、細かく刻まれたローストアーモンドを贅沢にまぶし、ミルクチョコレートでコーティングしていた点にあります。クラッカーの軽快さを売りにした「きのこの山」、クッキー生地のしっとり感を押し出した「たけのこの里」に対し、すぎのこ村はナッツの香ばしさとカリッとした歯ごたえを前面に押し出していました。
当時放映されたテレビCMも強い印象を残しています。郷愁を誘うのどかな里山のアニメーションと、リズミカルでどこか哀愁漂うコマーシャルソングは、昭和60年代のお茶の間に深く浸透しました。「きのこ、たけのこに続く定番トリオの完成」と誰もが信じて疑わなかったのです。