土間コンクリートDiyの失敗理由と真実!費用比較とプロの施工手順

土間コンクリートDiyの失敗理由と真実!費用比較とプロの施工手順の全体像を詳しく解説してご紹介します。

駐車場規模の土間コンクリートをDIYする場合、ホームセンターで25kg入りのインスタントモルタルやセメント袋を買い、フネで手練りすることは物理的に不可能です。15㎡(厚さ10cm)で必要なコンクリート量は1.5立方メートル、重量にして約3.5トン(セメント袋換算で約140袋分以上)に達するため、配合している間に最初に練ったコンクリートが硬化してしまうからです。したがって、地域の生コンクリート製造会社(プラント)から直接生コン車を手配する以外に道はありません。

生コン車の個人手配と注文方法には、プロの世界特有の厳格なルールが存在します。電話一本で簡単に注文できる通販感覚で臨むと、プラント側から専門用語を畳み掛けられ、受発注を断られるケースも珍しくありません。個人手配を成立させるためには、最低限以下の仕様を正確に伝える必要があります。

  • 呼び強度(よぴきょうど):一般住宅の駐車場土間では「21」または「24」(単位:N/㎟)を指定。冬期は初期強度の発現を早めるため「24」を選ぶのが定石。
  • スランプ(流動性):コンクリートの柔らかさを示す数値。平坦な土間では作業性を考慮して「15cm」または「18cm」を指定(固めの8cmや10cmは素人の手均しが不可能)。
  • 粗骨材の最大寸法:一般的な「20mm」または「25mm」を指定。
  • セメントの種類:普通ポルトランドセメント(「普通」と指定)。

さらに警戒すべきは、日本産業規格(JIS A 5308)で定められた「練り混ぜから打ち込み終了までの制限時間(外気温25℃未満で120分、25℃以上で90分)」という鉄則です。生コン車が自宅前に到着してから、荷下ろし(シュートからの排出)に許される実質的な時間は30分程度しかありません。もし素人の作業が追いつかず生コン車を長時間待機させた場合、追加待機料金を請求されるだけでなく、ドラム内で急速に劣化・固化が進む生コンを無理やり敷き詰めることになり、強度不足と剥離を招く原因となります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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