酸味料は本当に体に悪い?一括表示の罠と安全性の真相を徹底解説
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食品添加物としての酸味料に使用が認められている物質は、指定添加物と既存添加物を合わせて20種類以上存在します。その多くは柑橘類や発酵食品などに天然に含まれている有機酸、あるいはそれらを工業的に安全に生成したものです。
現在、日本の食品産業で主に使用されている代表的な酸味料の種類と原材料の由来は以下の通りです。
・クエン酸:レモンや梅干しに含まれる爽快な酸味が特徴。工業的にはトウモロコシやサツマイモなどのデンプンを黒コウジカビで発酵させて製造される。
・リンゴ酸:リンゴを筆頭に果実類に多く含まれ、後味に丸みのあるやわらかな酸味を付与する。合成法またはブドウ糖の発酵によって作られる。
・乳酸:ヨーグルトや漬物などの発酵食品由来のまろやかな酸味。糖類を乳酸菌で発酵させて精製する。
・酒石酸:ブドウやワインに多く含まれ、収斂性のあるシャープな酸味を持つ。
・リン酸:コーラ飲料などの独特のキレや刺激感を出すために用いられる無機酸。
「食品添加物=石油由来の危険な化学物質」というイメージを持たれがちですが、酸味料の主力を占める有機酸の多くは、植物由来の糖質を発酵させたバイオプロセスによって作られています。