壱や弐はなぜ生まれた?昔の漢数字「大字」の改ざん防止史と現代ルール
壱や弐はなぜ生まれた?昔の漢数字「大字」の改ざん防止史と現代ルールとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
Q1:なぜ四や六、八、九は大字(肆・陸・捌・玖)を実務であまり使わないのですか?
A1:これらの数字は元々の字形が十分に複雑であり、一画書き足しただけで別の数字に偽造することが極めて難しいためです。「一」「二」「三」「十」のように、線を1本足すだけで金額が10倍や別桁に化けてしまうリスクが極めて低かったことから、古代の律令制や近代の金融ルールでも強制されずに現在に至っています。
Q2:領収書に「一、二、三」と小字で書いたら無効になりますか?大字で書かないと法律違反ですか?
A2:税法上、通常の領収書に「一、二、三」と記載しても法的に無効になることはなく、税務調査等でも問題なく経費として認められます。ただし、額面が数百万円を超えるような高額取引の手書き領収書では、後々の改ざんトラブルや偽造主張を未然に防ぐ観点から、商慣習として大字の使用が強く推奨されています。
Q3:パソコンやスマホで「壱」や「弐」を簡単に入力・変換する裏ワザはありますか?
A3:アラビア数字の「1」や「2」を入力して変換キーを押すと、変換候補の下部に「壱」「弐」が表示されます。また、全角で「だいじ」と打ち込んで変換すると、「壱、弐、参...」といった大字の候補一覧が一発で表示される日本語入力システム(IME)も多く、手早く正確に入力したい際に便利です。