「うんこがしたい」は英語でどう言う?直訳が通じない理由と場面別の正解表現

「うんこがしたい」は英語でどう言う?直訳が通じない理由と場面別の正解表現について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

都内の英会話スクール3校と、在米日本人駐在員コミュニティへの聞き取りから見えてきた実態は、教科書と現場のギャップを如実に示している。

ある英会話講師(アメリカ出身、東京在住12年)は次のように証言する。「日本人学習者は『I want to go to the toilet.』とよく言いますが、アメリカでは『toilet』は便器を指すので、『便器に行きたい』と直訳され、少し不快に聞こえることがあります。『bathroom』か『restroom』を使ってほしいですね。あと、『I want to poop.』は子どもが使う印象で、大人が使うと笑われるか、からかわれる可能性があります」

一方、イギリス人講師は「イギリスでは『toilet』は普通に使います。『loo』はさらにカジュアル。ただし『poo』は幼児語なので、大人が『I need to poo.』と言うと、親しみを込めた冗談か、かなりくだけた関係性を意味します」と語る。英米の違いは「トイレ」という語の婉曲度だけでなく、「うんこ」に相当する語の使用許容範囲にも及ぶ。

在米駐在員の女性(30代、カリフォルニア州)は「職場で腹痛でトイレに立つときは、『Excuse me, I need to use the restroom.』とだけ言います。同僚も同じです。『number two』は子ども向けの表現という印象で、大人はまず使いません」と話す。ただし、親しい同僚との雑談では「I had a stomachache this morning.」程度までなら自然に言及するという。

SNSや掲示板でも「英会話で『うんこがしたい』とっさに言えず固まった」「I need to poop.と言ったら笑われた」といった体験談が散見される。重要なのは、英語には日本語の「うんこ」のように、幼児語でありながら成人の会話でも許容される中間語が存在しない点だ。英語では「poop」は幼児語、「number two」は婉曲語、「bowel movement」は医療語、「feces」は学術語と、レジスターがはっきり分断されている。この分断を理解せずに直訳すれば、必ずどこかで違和感を生む。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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