絵本『いるのいないの』結末の真相と天井の顔が残すトラウマの正体

絵本『いるのいないの』結末の真相と天井の顔が残すトラウマの正体を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

本作の知名度と恐怖度を決定づけた契機の一つが、NHK Eテレで放送された朗読番組『怖い絵本』です。女優・のん氏による静謐で感情を抑えた朗読と、町田尚子氏の絵がスライド・ズームする映像演出、そして暗闇の湿度を感じさせる音響効果が加わったことで、視聴者の恐怖体験は極限に達しました。

放送当時から現在に至るまで、ソーシャルメディア(Xや各種掲示板)には生々しい反応が蓄積されています。

「寝る前に子どもと一緒に見てしまい、その夜は子どもが一人でトイレに行けなくなった」
「大人の自分でも、消灯した後に和室の天井の角が視界に入るだけで背筋が凍る」
「ラストの『いる』という声のトーンが耳から離れず、夢に出てきた」

読書メーターや絵本ナビなどのレビューサイトにおける統計的な傾向を見ても、星評価が極端に二極化しています。芸術性の高さや心理描写を絶賛する星5つの評価が全体の約7割を占める一方、「子どもが泣き叫んで本を隠した」「二度と開きたくない」といった星1つの低評価も一定数存在します。これは、本作が読者の感情を安全圏にとどめておくことを拒否する、本物の怪談としての威力を有している証左と言えます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest