鼻孔縁挙上で後悔する理由とは?失敗を防ぐ名医の選び方と傷跡の真相
鼻孔縁挙上で後悔する理由とは?失敗を防ぐ名医の選び方と傷跡の真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
ネット上の美容情報において最も警戒すべき誤解は、「過去の小鼻縮小で失敗した丸っこい鼻は、鼻孔縁挙上を受ければすべてリセットできる」という短絡的な言説です。
小鼻縮小(鼻翼縮小)の外側切開などを過去に行い、小鼻の付け根の丸み(土手)が消失したりピンチノーズ(つまんだような鼻)になった患者が、リカバリー目的で鼻孔縁挙上を希望するケースが近年急増しています。確かに、下垂した小鼻のフチを持ち上げることで、窮屈に詰まった小鼻のボリューム感を減らす効果は期待できます。
しかし、すでに組織を切り取られて瘢痕化が進んでいる部位に再びメスを入れる行為は、極めて高い血流障害リスクを伴います。皮膚の伸展性が失われている状態でさらに組織を切除すれば、切開部が過剰に引っ張られ、ケロイド状の肥厚性瘢痕やフチの凹凸変形を誘発する恐れがあります。小鼻のフチがすでに短くなっているケースでは、挙上術ではなくむしろ耳介軟骨を移植してフチを下げる鼻孔縁下降術こそが適応となる局面も珍しくありません。
「切りすぎた鼻をさらに切って整える」という発想は解剖学的な破綻を招きやすく、修正手術を繰り返す美容医療の負のスパイラルに陥る危険性を孕んでいます。