シャフリングベビーは発達障害?いつ歩く?医師が説く原因と受診目安
シャフリングベビーは発達障害?いつ歩く?医師が説く原因と受診目安の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
Q1:ハイハイを経由しないで歩くと、将来の運動神経や姿勢に悪影響はありますか?
A1:将来的な運動能力や姿勢、知能の発達に悪影響を及ぼすという医学的根拠はありません。小児科の追跡研究でも、シャフリングベビーだった子どもが学童期以降にスポーツテストで劣るというデータはなく、通常の発達を遂げた子どもたちと何ら変わりない身体能力を獲得することが証明されています。ハイハイ期に培われるとされる肩甲帯や手首の支持力も、成長過程のジャングルジムや鉄棒、全身遊びの中で自然に追いつきます。
Q2:1歳半健診で「歩かないため要観察」と言われました。どう受け止めるべきですか?
A2:母子保健のシステム上、1歳6か月で独り歩きができない場合はマニュアルに従って一律で「要観察」の判定がつきます。これは「異常が確定した」という意味ではなく、「念のため1歳9か月〜2歳頃までフォローアップしましょう」という安全確認の措置です。知能面(言葉の理解や指差し)や社会性(視線が合う、模倣する)に遅れがなく、お尻で元気に移動できているのであれば、過剰に悲観せず再診のタイミングを待ちましょう。
Q3:つかまり立ちを全くしませんが、市販の歩行器(ベビーウォーカー)を使っても良いですか?
A3:歩行を促す目的での歩行器の使用は、日本小児科学会をはじめ国内外の医療機関から推奨されていません。歩行器に乗せると、つま先立ちで床を蹴る癖がつきやすく、正常な足底接地やかかとからの荷重移動の習得を妨げるおそれがあります。また、スピードが出過ぎることによる段差からの転落や火傷などの家庭内事故リスクも高まるため、自然な運動機能の成熟を待つ方が安全です。