なぜ何度も再発?粉瘤ができやすい人の特徴と体質・根治を目指す最新治療

なぜ何度も再発?粉瘤ができやすい人の特徴と体質・根治を目指す最新治療について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

「痛くないから」「見えない場所だから」と、粉瘤を何年も放置している人は少なくない。しかし、粉瘤は自然に吸収されて消えることは絶対にない。袋という構造物が皮下に存在する限り、角質は24時間365日蓄積し続け、数ミリだったものが数センチの鶏卵大まで肥大化するリスクを常に孕んでいる。

最大のリスクは、ある日突然細菌が侵入したり、内部の袋が圧力で破れたりして激痛を伴う「炎症性粉瘤」へと急変する事態だ。内部に溜まった角質が皮膚組織へ漏れ出すと、生体はそれを強烈な異物と認識し、急激な免疫反応を起こす。患部は赤く腫れ上がり、触れるだけで飛び上がるほどの激痛が生じ、最悪の場合は皮膚を突き破って破裂し、ドロドロとした悪臭を放つ膿と血液が噴出する。

ここで最も警告すべきは、粉瘤を自分で潰す危険性である。SNSや動画サイトでは、しこりを指や針で押し出して白い老廃物を絞り出す動画が散見されるが、これは医療倫理的に極めて危険な行為だ。

自力で圧出を試みると、皮膚表面の常在菌を傷口から皮下深部へ押し込むばかりか、皮下で袋を破裂させて炎症を周囲の健康な皮下脂肪組織にまで広げてしまう。結果として「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という重篤な広範囲の感染症に発展したり、傷口がクレーターのように凹んで生涯消えない瘢痕(キズ跡)を残すことになる。自分で絞り出しても袋そのものが体内に残存している限り100%再発するため、自己処置は害悪でしかない。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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