マグジー・ボーグス現在と伝説|160Cmのダンク真相・年俸とMj逸話

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マグジー・ボーグスを語る上で、最も多くの議論を呼んできたのが「160cmの体でダンクシュートができたのか」というフィジカルの限界値に関する疑問です。NBAの公式リングの高さは305cm(10フィート)であり、身長160cmの選手がダンクを決めるためには、腕の長さを加味しても最低で100cm以上の跳躍力が必要とされます。

当時の測定データおよびコンディショニング記録によると、ボーグスの垂直跳び(垂直跳躍高)は約110cm(44インチ)に達していました。スタンディングリーチ(手を伸ばした高さ)が約205cm前後であったことから推計すると、彼の最高到達点は315cm以上に達しており、物理的にはバスケットボールのリングを10cm以上上回る高揚点に手が届いていた計算になります。

では、なぜ公式戦で一度もダンクを披露しなかったのか。この点についてボーグス本人は、米メディアのロングインタビューや自著において極めて現実的な理由を告白しています。

「ウォームアップや練習中にはダンクをやっていたよ。ただし、私の手は一般的なNBA選手のように大きくない。公式ボールを片手で鷲掴み(パーム)できないんだ。両手でボールを保持しながら跳び上がってダンクをねじ込むのは、試合中の激しいディフェンスの中ではあまりにリスクが高すぎる。2点を確実に奪うなら、スクープレイアップかフリーの味方へのアシストを選ぶのがプロのガードとしての仕事だった」

つまり、「身体能力としてはダンクが可能であったが、手の平のサイズという身体的制約と、勝率を最優先するポイントガードとしての戦術的合理性から実戦では選択しなかった」というのが歴史的事実です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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