獣になれない私たち全話あらすじと最終回ネタバレ!晶と恒星の結末
今注目を集めている 獣になれない私たち全話あらすじと最終回ネタバレ!晶と恒星の結末について、多角的な視点を整理して公開しています。
視聴者の間で「2人は付き合うのか?」「恋愛エンドを迎えるのか?」と大きな議論を呼んだ最終回(第10話)の結末。そこで描かれたのは、安直なロマンスの成就ではなく、人間としての誇りを取り戻す「再生の物語」でした。
晶は、社員を使い潰す社長・九十九に対し、感情を爆発させるのではなく、静かに、しかし毅然とした態度で「私はあなたの道具じゃない」と告げ、辞表を提出します。長年被り続けていた笑顔の仮面を自ら脱ぎ捨て、退職という選択肢を選び取りました。同時に恒星も、クライアントの脱税・粉飾決算に加担していた過去を精算するため、証拠書類を税務署に提出。税理士事務所を畳み、自らの罪と向き合う覚悟を決めます。
仕事を失い、肩書も失った2人は、定休日のはずの「5tap」の前で偶然再会します。2周年を迎えた5tapの店主・タクラマカン斉藤(松尾貴史)から振る舞われたビールを片手に、近くの教会の鐘が鳴るのを待つ晶と恒星。
「鐘の音、聞こえるかな」「さあね」――他愛のない会話を交わす中、除夜の鐘ではなく教会の鐘の音が街に響き渡ります。恒星がそっと手を差し伸べ、晶がその手を握り返す。2人は互いに微笑み合い、「よし、ビール飲もう」と新しい一歩を踏み出すところで物語路は幕を閉じます。
恋人という既存の型に自分たちを押し込めるのではなく、互いの孤独と傷を認め合った「魂の共犯者」として手を取り合う。このラストシーンは、予定調和を嫌う野木亜紀子脚本ならではの、極めて誠実で美しい着地点として語り継がれています。