後脛骨筋腱炎テーピングの貼り方|内くるぶし下の痛みを防ぐ決定打
後脛骨筋腱炎テーピングの貼り方|内くるぶし下の痛みを防ぐ決定打を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
「数週間ジョギングを控えたのに、走り始めるとすぐに内くるぶしの下が痛む」「階段の昇り降りで土踏まずの内側が引っ張られるように痛む」――現場取材において、多くのランナーや立ち仕事従事者からこのような切実な声が寄せられます。なぜこの部位の痛みは、一般的な腱炎よりも治りにくく長期化しやすいのでしょうか。
答えは、足部が持つバイオメカニクス(生体力学的構造)にあります。後脛骨筋はふくらはぎの深層から始まり、細い腱となって内くるぶし(内果)の後ろを回り込み、足裏の舟状骨(しゅうじょうこつ)や楔状骨などに扇状に付着しています。この筋肉の主たる役割は、足首を内側へひねる(内反)動きだけでなく、「土踏まずの内側縦アーチを吊り上げ、着地衝撃を分散させるスプリング構造を維持すること」です。
ところが、着地時に足首が内側に過度に倒れ込む過回内(オーバープロネーション)や、足裏のアーチが落ちた「扁平足」の状態になると、後脛骨筋腱は内くるぶしの硬い骨の角で強く擦れ、同時に引きちぎられるような過度な牽引ストレスに晒されます。歩く・走るという日常動作そのものが腱を傷つけ続けるため、炎症を起こした組織の修復が追いつかず、「安静にしても動けばすぐ再発する」という悪循環に陥るのです。