ロシアW杯日本代表の激闘と真実|ロストフの14秒と戦士たちの現在地
ロシアW杯日本代表の激闘と真実|ロストフの14秒と戦士たちの現在地の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
短期間の準備で迎えたグループステージ(GL)は、日本代表の底力と勝負師としての冷徹さが凝縮された3試合となりました。
サランスクの奇跡!コロンビア戦の勝因と「大迫半端ないって」の真相
詳細を見る2018年6月19日、初戦のコロンビア戦。下馬評では圧倒的不利と見られていましたが、開始わずか3分にカルロス・サンチェスが痛恨のハンドで一発退場となり、香川真司が冷静にPKを沈めて先制します。その後同点に追いつかれるものの、73分に本田圭佑の正確なコーナーキックから大迫勇也がヘディングで決勝ゴールを奪い、2-1で勝利を収めました。
この歴史的勝利により、全国的な流行語となったのが「大迫半端ないって」というフレーズです。もともとは高校サッカー選手権(鹿児島城西高校時代)に対戦相手の滝川第二高校・中西隆裕主将が発した名言でしたが、屈強なDFダビンソン・サンチェスを背負いながら前線でボールを収め続けた圧倒的なポストプレーにより、真のワールドクラスの実力として世界中に再認識されました。
ヴォルゴグラードの賭け|ポーランド戦パス回しの冷徹なリアリズム
続く第2戦のセネガル戦を乾貴士と本田圭佑のゴールで2-2のドローに持ち込んだ日本は、第3戦ポーランド戦で極めて難解なシチュエーションに直面します。後半14分に先制を許し0-1でリードされた日本は、別会場の「コネガル対コロンビア」でコロンビアが1点リードした情報を受け、西野監督が「0-1のまま試合を終わらせる自陣パス回し」を指示しました。
イエローカードの累積枚数差(フェアプレーポイント)でセネガルを上回りGLを突破するという、紙一重のギャンブルでした。スタジアム中に鳴り響く強烈な大ブーイングの中、リスクを完全に遮断してボールを回し続けた采配は、美学を捨てて結果をもぎ取る「究極のリアリズム」として国内外で激しい議論を呼びました。