Sm社会生活能力検査とは?対象年齢やSa・Sqの見方と知能検査の違い
Sm社会生活能力検査とは?対象年齢やSa・Sqの見方と知能検査の違いについて詳しく解説いたします。最新の情報をご確認ください。
医療機関や相談センターでは、S-M社会生活能力検査と並行して「WISC-IV/WISC-V知能検査」や「新版K式発達検査」が実施されます。これらとS-M検査は、測定する対象が根本から異なります。
WISCなどの知能検査は、静かな個別検査室で検査者と1対1になり、記憶力・言語理解・空間認知といった「認知・知的能力の限界値(IQ)」を測るテストです。これに対しS-M検査は、騒がしい日常環境や集団生活の中で「持っている能力を実際に発揮して行動できているか(適応力・SQ)」を測ります。
特に発達障害(自閉スペクトラム症ASDや注意欠如・多動症ADHDなど)のある子どもの場合、「IQは高水準なのに、SQが著しく低い」という乖離現象が頻繁に見られます。頭では理解できていても、感覚過敏や段取りの苦手さ、衝動性によって日常生活や学校生活で強い生きづらさを抱えている状態です。机上のテストだけでは見落とされがちな「実生活の困り感」を客観的に証明できる点が、S-M検査の最大の強みです。