沢田研二『勝手にしやがれ』誕生秘話と歌詞の真実!伝説の演出を徹底解剖

沢田研二『勝手にしやがれ』誕生秘話と歌詞の真実!伝説の演出を徹底解剖にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

本作のタイトルを目にして、フランス・ヌーヴェルヴァーグの巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督による名作映画『勝手にしやがれ』(原題:À bout de souffle、1960年公開)を想起する人は少なくありません。実際、作詞の阿久悠はこの映画の邦題から強いインスピレーションを得てタイトルを借用したことを公言しています。

映画のあらすじは、警官を射殺して逃亡を続ける青年ミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)と、彼を匿いながらも最後は警察に通報するアメリカ人留学生パトリシア(ジーン・セバーグ)の刹那的な破滅を描いたものです。理不尽で無軌道、それでいて虚無的な美しさを湛えた映画の世界観は、昭和歌謡の世界に新たな風を吹き込みました。

ただし、楽曲の内容は映画のストーリーをそのままなぞったものではありません。阿久悠はゴダール映画が持つ「アンチ・ヒーローの乾いたニヒリズム」のエッセンスを巧みに抽出し、日本の都市生活者のセンチメンタリズムと融合させました。映画の持つスタイリッシュな反逆精神が、沢田研二のヴィジュアルと見事にシンクロした瞬間でした。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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