採卵後の性行為はいつから?潜む重篤リスクと安全な再開時期のすべて
採卵後の性行為はいつから?潜む重篤リスクと安全な再開時期のすべての真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
採卵を終えた後の治療ステップとして、「新鮮胚移植(採卵と同周期に移植)」を行う場合と、「凍結融解胚移植(別の周期に移植)」を行う場合があります。それぞれのフェーズにおいても性生活には配慮が必要です。
新鮮胚移植へ進む場合は、採卵から移植までの期間がわずか数日しかありません。卵巣が腫れている状態が続いているため、移植前後の性行為は全面禁止となるのが一般的です。一方、凍結胚移植を行う周期では、採卵周期をまたいで卵巣が元の大きさに戻っているため、移植前の適切な時期であれば性生活が可能な場合もあります。
ただし、移植周期であっても排卵期以降や移植直前の性交渉は、精液に含まれるプロスタグランジンによる子宮収縮や細菌感染を防ぐため、「コンドームの完全着用」または「性行為の中止」を推奨するクリニックが大半です。
不妊治療における性生活の制限は、女性側だけの問題ではありません。「なぜ今は性行為を避けなければならないのか」「無理をするとどんなリスクがあるのか」をパートナーにしっかりと共有し、夫婦で同じ認識を持って治療に臨む姿勢が大切です。