アース線の付け方完全版!感電・火災を防ぐ正しい手順をプロが解説

アース線の付け方完全版!感電・火災を防ぐ正しい手順をプロが解説を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。

壁面のコンセントに備え付けられているアースターミナル(端子)の種類は、大きく分けて「ネジ固定式」と「ワンタッチ(差込)式」の2系統が存在します。大手賃貸管理会社の大東建託が公開している入居者向け設備マニュアルや大手電機メーカーの公式ガイドでも、端子タイプごとの確実な施工手順が明記されています。まずは自宅のコンセント形状を目視で確認し、適合する手順を選択してください。

作業前には安全確保のため、必ず家電製品の電源プラグをコンセントから抜いた状態で行うことが絶対条件です。通電していなくてもアース端子自体から感電することはありませんが、作業中に誤って100Vの電源差込口に触れてしまう事故を完全に防ぐための鉄則です。

1. ネジ式アース端子の接続手順

昔ながらの住宅や賃貸物件に広く普及しているのが、プラスネジで金属板を締め付けるタイプです。

まず、端子を覆っている保護カバー(プラスチックのふた)を下側または手前に引き開けます。次に、プラスドライバー(No.2サイズ推奨)を使用して、内部の固定ネジを左(反時計回り)に2〜3回転緩めます。この際、ネジを完全に外してしまうと紛失や再取り付けが難しくなるため、金属板の間に隙間ができる程度に緩めるのが現場のプロの技です。

隙間にアース線の先端(銅線の芯線部分)を時計回りに沿わせるように差し込み、ドライバーで右(時計回り)にネジを固く締め付けます。最後に軽くコードを引っ張り、抜け落ちないことを確認してカバーを閉じれば完了です。

2. ワンタッチ式(プッシュ式・直挿し式)アース端子の接続手順

近年の新築マンションやリフォーム済み住宅で主流となっているのが、工具不要またはマイナスドライバー1本でワンタッチ結線できるタイプです。

カバーを開けると、小さな穴(差込口)と解除ボタン(レバー)が配置されています。アース線の先端が「より線(細い銅線が束になったもの)」の場合は、芯線がバラけないように指先で時計回りに固くねじり合わせます。そのまま穴の奥までカチッと手応えがあるまで真っ直ぐ押し込みます。挿し込みにくい製品の場合は、解除ボタンをマイナスドライバーや指先で押し込みながら挿入し、ボタンを離すことで内部のスプリングが芯線を強固にロックします。

アース線の被覆が破れていない・足りない時の剥き方

端子に接続する際、銅線がむき出しになっている長さは約10mm〜15mmが適正値です。被覆が長すぎて金属線が外に余分にはみ出しているとショートの原因になり、短すぎると被覆のゴムを挟んでしまい通電不良(接地不良)を起こします。

被覆を剥く際は、ワイヤーストリッパーの使用が理想的ですが、一般的な家庭用ハサミやカッターナイフでも代用可能です。芯線を傷つけないよう刃を軽く被覆の周囲に当てて浅く切り込みを入れ、爪で引き抜くようにして剥ぎ取ります。中の極細銅線が何本も切れてしまうと許容電流値が下がるため、芯線に刃を深く入れない力加減が求められます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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