牛乳と乳飲料の違いは?安い理由や「体に悪い」噂の真相をプロが解説
牛乳と乳飲料の違いは?安い理由や「体に悪い」噂の真相をプロが解説についての疑問解決ガイドをお届けします。
店頭で牛乳と乳飲料を見比べたとき、最も際立つのが販売価格の差です。特売コーナーでは1リットルあたり数十円以上の開きが見られることも珍しくありません。この乳飲料が安い理由は、製造コストと原材料の調達構造にあります。
生乳100%で作る牛乳の場合、酪農家から仕入れる生乳の価格やチルド輸送コストがそのまま製品原価に直結します。一方、乳飲料の場合は、保管や輸送が容易な「脱脂粉乳」を水で還元したものをベースにし、植物性油脂や糖分などをブレンドして製造コストを大幅に抑えることが可能です。高価な乳脂肪分の代わりに植物性油脂でコクを再現することで、原料費を抑えながら手頃な販売価格を実現しています。
また、嗜好品として人気のコーヒー乳飲料の原材料を見ると、生乳や乳製品のほかに砂糖、コーヒー抽出液、カラメル色素、香料などが並びます。乳原料の比率を下げて他の原料で味を調えることができるため、100%生乳を使用する製品に比べて原材料費のコントロールがしやすい点も、安価に流通できる大きな要因となっています。