喉の白いできものの正体は?痛くない・熱なしの危険度と見分け方
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成人の膿栓とは異なり、子供の喉に白い斑点やブツブツを発見した場合は、急性感染症の兆候である可能性が極めて高くなります。乳幼児や学童期の子どもは痛みを正確な言葉で表現できないことが多いため、保護者の客観的な観察が不可欠です。
小児の喉に白い斑点を形成する代表的な疾患には以下のものがあります。
- 溶連菌感染症(A群β溶血性連鎖球菌):扁桃が真っ赤に腫れ上がり、点状の白い膿(白苔)が付着します。38℃以上の発熱、喉の激痛に加え、舌に赤いブツブツができる「苺舌(いちごじた)」や全身の細かい発疹が特徴です。リウマチ熱や急性糸球体腎炎といった重篤な後遺症を防ぐため、迅速抗原検査を行い、ペニシリン系抗菌薬を通常10〜14日間きっちり飲み切る必要があります。
- アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱・プール熱):扁桃に滲出性の白い膜がべったりと付着し、数日間にわたる弛張熱(高熱)と激しい咽頭痛、目の充血(結膜炎)を伴います。特効薬はなく、対症療法による経過観察が基本となります。
- ヘルパンギーナ・手足口病:エンテロウイルスやコクサッキーウイルスによる感染症で、喉の奥の粘膜に小さな水疱(水ぶくれ)ができ、それが破れて白い浅い潰瘍(口内炎)になります。飲み込む際に強い痛みが走るため、子供が水分を拒否し、脱水症に陥る危険があります。
子供が「よだれを飲み込めずに垂らしている」「水分を一切摂ろうとしない」「声が枯れてかすれている」「息を吸うときにヒューヒューと音がする」といった様子を見せた場合、咽頭や喉頭の腫れによって気道が狭小化している恐れがあります。これらは夜間や休日であっても躊躇せず、小児科または耳鼻咽喉科の救急外来を受診すべきエマージェンシーサインです。