サイドブレーキの順番を間違えると故障する?プロが教える正しい駐車手順
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近年急速に普及した「電子パーキングブレーキ(EPB)」および「ブレーキホールド機能」を備えた車両では、シフトレバーをPに入れると自動でパーキングブレーキが作動(シフト連動機能)するシステムが標準的になっています。一見すると操作順序の悩みから解放されたように思えますが、電子制御化された最新モデル特有の落とし穴が存在します。
EPB車であっても、内部でモーターがワイヤーやキャリパーピストンを締め上げるまでに約0.5秒から1秒強のタイムラグが発生します。そのため、Pボタンを押した瞬間に慌ててフットブレーキから足を離してしまうと、電動ブレーキが完全に圧着する前に車両が微小に動き、結局パーキングロックピンに初期荷重がかかってしまいます。
電子パーキングブレーキ搭載車における正しい作法は、以下の2点を意識することです。
- 作動インジケーターの点灯確認:Pレンジに入れた後、メーターパネル内の「パーキングブレーキ警告灯(赤色のPマーク)」が確実に点灯したのを見届けてからフットブレーキを離す。
- 急勾配での手動先行スイッチ操作:傾斜がきつい場所では、Pに入れる前に手動でEPBスイッチを引き上げ、ブレーキを完全に噛ませてからシフト操作を行う。
システムを盲信するのではなく、機械が確実に車重を保持した状態を確認してから足を離す習慣が、電子制御車の油圧・電動アクチュエータを守ることにつながります。