グレーの色落ちはなぜ緑に?ブリーチ有無の経過と長持ち秘策を徹底解説
グレーの色落ちはなぜ緑に?ブリーチ有無の経過と長持ち秘策を徹底解説について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。
ネット上のまとめ記事やSNSでは、「グレーに染めるならとりあえず紫シャンプーを買えば安心」といった短絡的な情報が散見されますが、これは毛髪科学的に大きな盲点を孕んでいます。
【誤解1:紫シャンプーを使えばどんなグレーも維持できる?】
紫シャンプー(ムラシャン)の本来の役割は、「黄色みを打ち消す(黄ばみ防止ケア)」ことです。ブリーチを2回以上行い、ベースがペールイエロー(18レベル以上)に抜けているハイトーン毛には絶大な効果を発揮します。しかし、ブリーチなしや1回ブリーチの暗めグレー毛に紫シャンプーを使っても、明度を維持したりグレーの色素自体を補充したりすることはできません。
【誤解2:シルバーシャンプーは使えば使うほど色持ちする?】
シルバーシャンプーは髪にアッシュ・グレーの色素を直接チャージする設計です。そのため、ブリーチの抜けが甘く黄色みが強く残っている髪にシルバーシャンプーを毎日使用すると、前述した「黄+青=緑」の混色がシャンプーによって日々強化され、逆に髪が緑化するリスクを高めてしまいます。
【誤解3:グレーカラーは一度色落ちすると汚い金髪にしかならない?】
これはブリーチ時のアンダーコントロールが不十分なケースです。経験豊富なカラーリストは、退色後の数週間先を見越し、褪色プロセスでベージュやグレージュを経由するように隠し味のピンクやラベンダーを微量調合します。退色後の質感は、サロンでの薬剤選定段階で8割方決まるといっても過言ではありません。