銀幕を揺るがした男の原点!石原裕次郎20代の軌跡と撮影裏秘話
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1956年、日本映画界に稲妻が走った。慶應義塾大学に在学中だった石原裕次郎は、『太陽の季節』での短い出演を経て、同年公開の『狂った果実』で早くも主演へと抜擢される。原作者である実兄・石原慎太郎が描く退屈と反逆の青春群像を、彼は演じるのではなく、自身の身体感覚そのもので表現してみせた。
湘南の海を背景に、サングラスの奥から覗かせる冷ややかな視線と、どこか投げやりでありながら情熱的な佇まい。それまでの日本映画には存在しなかった新しい若者像は、「太陽族映画」という空前の流行語を生み出す。倫理的な議論を巻き起こすほどの社会現象となったが、スクリーンで放たれた光芒を誰も止めることはできなかった。