スマホを捨て漆黒の静寂へ。青森「青荷温泉」ランプが灯す極上の夜
話題沸騰中の スマホを捨て漆黒の静寂へ。青森「青荷温泉」ランプが灯す極上の夜について、多角的な視点を整理して公開しています。
青荷温泉の醍醐味は、敷地内に点在する4つの異なる浴場を巡ることにある。渓流のすぐ脇に位置する「滝見の湯」からは、目の前に落差のある滝が迫り、飛沫を浴びるような臨場感の中で湯に浸かれる。本館の「健六の湯」は太い梁が張り巡らされた総青森ヒバ造りで、木の香りと滑らかな肌触りの湯が心地よい。さらに混浴露天風呂や「麻の湯」など、それぞれ趣の異なる湯船が旅人を迎える。
湯上がりの楽しみは、大広間でいただく素朴な会席料理だ。津軽地方の豊かな自然が育んだ岩魚の塩焼きや山菜の煮物、深浦産の食材を使った郷土料理が並ぶ。派手な豪華食材ではないが、自家製の味噌や出汁が効いた滋味あふれる味わいは、冷えた体にじんと染み渡る。これぞまさに、心身を再起動させる秘湯旅行の醍醐味といえる。