こそあど言葉とは?大人も間違う「あれ・それ」の罠と使い分け全解説
こそあど言葉とは?大人も間違う「あれ・それ」の罠と使い分け全解説とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
Q1:指示語と指示代名詞は何が違うのですか?
A1:指示語は「こそあど言葉」全体の文法的な上位概念です。指示代名詞はその中の一種で、「これ」「そこ」「あちら」など名詞の代わりとして使われるものを指します。指示語には代名詞のほかにも、修飾語として働く「指示連体詞(この・その等)」や「指示副詞(こう・そう等)」が含まれます。
Q2:文脈指示で「その人」と「あの人」のどちらを使うべきか迷った時は?
A2:聞き手がその人物を知っているかどうかで判定します。聞き手がその人物を知らない(または自分が一方的に話題に出した)場合は「その人」を使います。聞き手も自分も双方が共通して知っている人物であれば「あの人」を使うのが日本語の自然な規則です。
Q3:小学生の子どもが国語の指示語問題でいつも間違えます。家庭での指導法は?
A3:答えをすぐに教えず、「矢印で前に戻る」習慣を徹底させてください。見つけた言葉を指示語があった場所にそのまま入れ、声に出して読ませます。「〇〇を当てはめたら文の意味が通じるかな?」と問いかけるだけで、子どもは文脈の破綻に自力で気づくようになります。
Q4:英語の「this」「that」と日本語の「こそあど」の最大の違いは何ですか?
A4:英語は話し手を中心とした「近い(this)」「遠い(that)」の2分割が基本ですが、日本語は「話し手の領域(こ)」「聞き手の領域(そ)」「共有領域の外(あ)」という3つの縄張りに分かれています。相手の手元にあるものを指す際、英語では「that」を用いますが、日本語では独立した中称「それ」を用いる点が決定的な差異です。