コブクロ「蕾」歌詞の意味と誕生秘話|亡き母への涙の真相
コブクロ「蕾」歌詞の意味と誕生秘話|亡き母への涙の真相の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
『蕾』の核心に横たわっているのは、小渕健太郎氏が18歳の春に癌で他界した実母(享年46歳)に対する、言葉では尽くせない愛情と別れの悲しみです。当時の音楽番組の特集や関係者の証言によると、小渕氏が音楽の道を志し、ギターを手にして初めて曲を作った原点そのものが「母親の死」でした。
しかし、母が亡くなってから約10年間、小渕氏は母そのものをストレートに歌った楽曲を発表することはありませんでした。自著や当時のインタビューにおいて、本人は「あまりにも悲しみが深すぎて、母のことを曲にするのは逃げていた。安易に美談として歌うことが怖かった」と赤裸々に告白しています。
その心の鍵を開けたのが、2007年1月期に放映されたフジテレビ系ドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』からの主題歌オファーでした。リリー・フランキー氏のベストセラー自伝小説を原作とした同作は、母親との絆や上京後の葛藤、そして看取りを描いた物語です。自身の境遇と重なるこのオファーを受けた小渕氏は、逃げることなく初めて真正面から母の記憶と向き合い、涙を流しながらペンを走らせて『蕾』を書き上げました。