猫が布団でトイレをして治らない理由と真相|病気の兆候と再発防止策
猫が布団でトイレをして治らない理由と真相|病気の兆候と再発防止策を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
行動の問題だと決めつける前に、絶対に排除しなければならないのが身体の病気です。動物医療の臨床統計によると、猫の下部尿路疾患(FLUTD)を発症している個体の約60%が特発性膀胱炎、約20%が尿路結石症(ストルバイトまたはシュウ酸カルシウム結石)と診断されています。
膀胱炎や結石を患うと、排尿時に焼け付くような激痛が走ります。痛みに襲われた猫は、「この四角いプラスチックのトイレに入ったから痛い目に遭った」と学習し、従来のトイレを痛みの発生源として嫌悪するようになります。その結果、少しでも痛みを和らげようと、足当たりが柔らかく刺激の少ない布団へ逃げ込んで排泄してしまうのです。
特に雄猫における尿路結石は、尿道閉塞を引き起こすリスクが高く、発症から24〜48時間以内に急性腎不全から尿毒症へ移行し、命を落とす危険があります。「何回もトイレに行くのに少量しか出ない」「排尿中に低く唸る」「陰部をしきりに舐める」といった兆候が一つでも見られた場合、直ちに動物病院を受診しなければなりません。
動物病院での検査と診療費用は、初期検査一式で約1万5,000円から2万5,000円前後が標準的な目安となります。一見すると出費に思えますが、布団を何枚も買い替える費用や愛猫の生命リスクを鑑みれば、最初の一歩として受診を選択することが最も経済的かつ人道的な解決策です。