住民票の謄本と抄本の違いとは?どっちを取るべきか迷わない完全判別法

住民票の謄本と抄本の違いとは?どっちを取るべきか迷わない完全判別法についての最新情報をご紹介します。

「住民票を持ってきてください」とだけ言われ、謄本か抄本かの指定が抜けている場面に遭遇した人は少なくないはずです。提出先ごとの利用目的を把握しておけば、窓口で迷うことはなくなります。

まず、民間企業への就職や転職における住民票抄本の会社提出についてです。企業の総務・人事担当者が住民票を求める主たる目的は、労働者の「現住所の確認」「年齢確認」「給与振込や通勤手当の適正支給の確認」です。したがって、従業員本人の情報のみが載った抄本(世帯一部の写し)で法的に完全に足ります。同居している家族の氏名や生年月日が載った謄本を提出する必要はありません。例外的に、健康保険の被扶養者として家族を追加する場合や、社宅の利用、家族手当の申請を行う場合に限り、同一世帯で暮らしている実態を証明するために住民票謄本の提出先理由が成立します。

次に、陸運支局で行う自動車の名義変更の必要書類としての住民票です。普通自動車の登録や軽自動車の届出において、新所有者・新使用者の住所を証明するために住民票が用いられます。この場合に必要なのは購入者個人の住所確認であるため、原則として抄本(本人のみの写し)で問題ありません。家族全員の記載がある謄本を出しても受理はされますが、不要な個人情報を提出先に預けることになります。

一方、旅券窓口でのパスポート申請における住民票の扱いは特殊です。2026年現在のパスポート発給申請では、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が活用されているため、同一都道府県内に住民票がある場合は原則として住民票の提出自体が免除されています。ただし、居所申請(住民票がある自治体とは別の都道府県で申請する場合)や住基ネットの利用を希望しない場合には住民票が必要です。このケースでも、渡航者個人の確認が目的であれば基本は抄本で足りますが、未成年者が法定代理人との関係を証明する場合などには世帯関係が分かる謄本が求められるケースがあります。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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