苓桂朮甘湯はめまい動悸に効く?効果が出る期間・副作用と効かない理由
苓桂朮甘湯はめまい動悸に効く?効果が出る期間・副作用と効かない理由についての真相をお届けします。
めまいやふらつきで漢方外来を受診した際、苓桂朮甘湯と並んで必ず比較検討される処方が「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」です。どちらも水毒が関与するめまいに用いられますが、適応となる体質(証)や随伴症状は大きく異なります。選び方を誤ると、期待した改善が得られないばかりか、胃腸障害などの不調を招く原因となります。
半夏白朮天麻湯との違い詳細まとめとして押さえておくべき核心は、「消化器の虚弱度合い」と「自律神経症状の有無」です。半夏白朮天麻湯には胃腸を補強する人参(ニンジン)や黄耆(オウギ)、めまい特効薬の天麻(テンマ)が含まれており、普段から食が細く、胃もたれや軟便を繰り返し、午後になると身体が重だるく冷えてめまいが生じる人に適しています。対して苓桂朮甘湯は、桂皮が主役の一翼を担っているため、「急に顔が熱くなる」「心臓の拍動が喉元まで響く」といった交感神経の急激な興奮・気逆を併発しているケースに圧倒的なアドバンテージがあります。