ハウスダンスとは?浮遊する足技の秘密とヒップホップとの違いを徹底解剖

ハウスダンスとは?浮遊する足技の秘密とヒップホップとの違いを徹底解剖について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

ハウスダンスの歴史を紐解くには、まず音楽ジャンルとしてのハウスミュージックの誕生を知る必要があります。舞台は1980年代前半のアメリカ・シカゴ。当時、商業化しすぎて衰退の兆しを見せていたディスコカルチャーの裏で、DJフランキー・ナックルズ(Frankie Knuckles)がクラブ「Warehouse(ウェアハウス)」でプレイしていた先駆的なサウンドがすべての始まりでした。

オープンリールテープや安価なシンセサイザー、リズムマシン(Roland TR-808や909)を駆使し、古いディスコやフィリーソウルを再構築した電子的な4つ打ちビートは、クラブの名前にちなんで「ハウスミュージック」と呼ばれるようになります。差別や偏見にさらされていたマイノリティたちが集うこの場所で、人々は夜通し音に身を委ね、特定の型にとらわれず身体を揺らしました。これがハウスダンスの原初の姿です。

その後、このシカゴのエネルギーは1980年代後半のニューヨークへと飛び火します。「The Sound Factory」や「Shelter」といった伝説的なクラブにおいて、ヒップホップやブレイクダンス、さらにはアフリカンダンスやジャズ、タップダンスのバックグラウンドを持つ熟練ダンサーたちがハウスの音と遭遇しました。彼らは多様なステップを高速ビートに落とし込み、独自の洗練された技術体系へと進化させていったのです。

そして日本における展開も見逃せません。専門キャスティング機関「oDori」のアーカイブ記録等によると、日本にハウスダンスが本格的に流入したのは1990年代初頭のことでした。ニューヨークで本場のクラブダンスを吸収して帰国したダンサーたちによってカルチャーの種が撒かれ、そのなかでも日本のハウスダンスのパイオニアと称される伝説的ダンスチーム「ROOTS(ルーツ)」がシーンを牽引しました。彼らの存在が日本のストリートダンス界に決定的な衝撃を与え、現在に至るまで日本は世界屈指のハイレベルなハウスダンサーを輩出し続ける屈指の強豪国となっています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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