プラムとすももの違いとは?同じ果物説の真相と甘い品種・見分け方

プラムとすももの違いとは?同じ果物説の真相と甘い品種・見分け方の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

大手SNSやレビューサイトを精査すると、「品種の違いを知らずに買って大失敗した」「品種を選んだらメロンより甘くて感動した」という極端な二極化が見受けられます。すもも・プラム選びで失敗しないためには、代表的な品種のキャラクターを押さえておくことが不可欠です。

青果市場で確固たる支持を集める、絶対に知っておくべき甘いプラムの人気品種の実態を検証します。

初夏の青果市場に先陣を切って登場するのが、昭和20年代に福島県の大石俊雄氏によって育成された大石早生です。果皮は鮮やかな黄緑色から徐々に赤く色づき、果肉は非常にジューシーで爽やかな酸味を持ちます。市場流通量の約3割を占める不動のスタンダードですが、酸味が強めの設計であるため、酸っぱい果物が苦手な層が迂闊に手を出すと「酸っぱすぎる」という低評価につながりやすい品種でもあります。

一方、外見の緑色と切った瞬間の鮮烈なコントラストでファンを魅了するのがソルダムです。アメリカから導入された代表的なプラムで、果皮は緑褐色ですが、果肉は深紅に染まります。大石早生に比べて酸味が穏やかでコクがあり、「すもも嫌いを克服した」という愛好家の声が最も多い実力派品種です。

そして、現代のプラム界で最高峰の頂点に君臨するのが、山梨県南アルプス市で誕生した奇跡の品種、高級すもも貴陽の特徴です。貴陽は従来のすももの常識を完全に破壊しました。1玉の重さが200gを超え、中には世界記録(320g超)としてギネス認定された個体も存在します。赤ん坊の握り拳どころか大人の手のひらを覆い尽くすほどの巨躯を誇ります。

貴陽の真価はその糖度です。一般的なプラムをはるかに凌駕する糖度16〜20度を叩き出し、酸味は上品なアクセント程度に抑えられています。栽培難易度が極めて高く、受粉の成功率が低いため、贈答用の最上級品には1玉1,500円〜3,000円以上の高値がつくことも珍しくありません。「これまでのすもものイメージが180度覆る」と語る食通が後を絶たない、最高峰のプレミアムフルーツです。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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