突然片方の顎が痛い原因とは?危険な病気の見分け方と正しい受診科
突然片方の顎が痛い原因とは?危険な病気の見分け方と正しい受診科について詳しく解説いたします。詳細な分析をご確認ください。
顎の痛みにおいて最も警戒すべき盲点が、心臓疾患に起因する「関連痛(放散痛)」です。心筋梗塞や狭心症を発症した際、心臓の神経から送られる痛みの信号が脳内で錯覚を起こし、左側の顎や首、歯、肩の痛みとして知覚される現象が確認されています。
心臓発作に伴う顎の痛みは、虫歯のように「噛むと痛い」わけではなく、「顎の奥深くが締め付けられる」「重苦しく圧迫される」といった独特の鈍痛として現れるのが特徴です。胸の不快感や冷や汗、息苦しさを伴う場合はもちろん、高齢者や糖尿病患者では胸痛がなく「左顎の激痛だけ」が初発症状となるケースもあるため、直感的な違和感があれば即座に救急要請を視野に入れなければなりません。
また、フェイスラインの下部が腫れて痛む場合は、リンパ節の腫れや顎下部の感染症が考えられます。風邪や口腔内細菌の侵入によって顎下リンパ節が腫脹しているほか、唾液の通り道に石が詰まる「唾石症」、耳下腺や顎下腺のウイルス感染など、内科・耳鼻咽喉科領域の病変も鑑別の対象となります。