いずも型護衛艦の空母化はどこまで進んだ?2026年最新動向と真相
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いずも型の空母化に対して、最も過敏なリアクションを示し続けているのが中国です。中国国防部や国営メディア(環球時報、CCTVなど)は、一貫して「日本の軍国主義の復活」「平和憲法第9条の露骨な違反」と激しい論調で批判を繰り返してきました。
中国側が特に神経をとがらせているのは、第5世代ステルス戦闘機F-35Bと高性能イージス艦が連携するネットワーク戦闘能力です。中国海軍の空母に搭載されているJ-15(殲-15)は第4世代戦闘機であり、レーダー反射断面積(RCS)が極めて小さいF-35Bに対して空戦性能で不利に立たされます。中国海軍の軍事専門家による論文でも、「いずも型に搭載されるF-35Bは機数が10機前後と限定的であるものの、米軍との相互運用性(インターオペラビリティ)と高いステルス性を持つため、第一列島線付近における中国艦隊の行動に深刻な制約を課す」と分析されています。
これに対し、同盟国であるアメリカ側の受け止めは極めて現実的です。米海軍・海兵隊にとって、太平洋における中国軍の数的優位(艦艇数・ミサイル配備数)に対抗するためには、自前の大型空母だけでなく、同盟国の資産を活用する「分散アジャイル作戦(DMO/EABO)」が不可欠です。米軍関係者の本音としては、「海自のいずも型に米海兵隊のF-35Bが着艦・補給できる体制が整うだけで、作戦の自由度が飛躍的に広がる」という実利的な歓迎ムードが支配的です。