拘置所の生活とは?過酷な日常と刑務所との違い・食事の実態を徹底解明
拘置所の生活とは?過酷な日常と刑務所との違い・食事の実態を徹底解明についての最新情報をお届けします。
拘置所の外にいる家族や知人にとって、被収容者との接点をどのように保つかは極めて切実な問題です。しかし、そこには一般社会の郵便や通信とはかけ離れた法的な壁が存在します。
面会(接見)の基本ルールと時間制限
拘置所での一般面会(家族や友人による面会)は、原則として「平日の執務時間内(午前9時頃〜午後4時頃まで)」に限られます。土日祝日や年末年始に面会を行うことはできません。
面会回数は1日に1回まで、面会可能な人数も一度に3人以内といった制限が課されます。実際の面会時間は混雑状況に応じて「1回あたり15分から20分程度」に短縮されることが一般的です。面会室はアクリル板で完全に遮断されており、被収容者と手を握り合うような直接の身体接触は一切許されません。
さらに、弁護士との接見(秘密交通権により立会人なし・時間制限なし)とは異なり、一般面会には必ず刑務官が立ち会います。会話の内容は一言一句メモされ、事件の真相に関する話や証拠隠滅を疑わせる発言、隠語を用いた会話があった場合、その場で面会は即座に打ち切られます。また、裁判所から「接見等禁止決定」が出されている事件では、判決確定まで家族であっても面会や手紙のやり取りが一切禁止され、外部との接触は弁護人のみとなります。
手紙の検閲と通信制限の実態
拘置所に届く手紙、および拘置所から発送される手紙は、すべて職員による「検閲」を受けます。封筒は封を閉じない状態で提出し、刑務官が内容を精査した後に発送されます。
検閲において、事件関係者への連絡、暗号らしき記述、施設の警備や規律を乱す記述が見つかった場合、その部分は黒塗りで抹消されるか、手紙自体の発送・交付が不許可となります。手紙が相手に届くまでには検閲の工程が挟まるため、投函から配達までに数日から1週間以上のタイムラグが発生することも日常茶飯事です。
差し入れ可能な物品と購入費用のリアル
外部から被収容者へ物品を差し入れる際も、厳密な規格審査が行われます。衣類の場合、自殺や自傷に使われる恐れがある「紐(パーカーの紐、ズボンの腰紐)」や「金属製ファスナー」「ワイヤー(女性用下着)」が付いたものは一切受け付けられません。裏地が二重になっているものやポケットが多数ある衣服も、異物の隠匿を防止するために拒否される対象となります。
現金(領置金)の差し入れは非常に重宝されます。拘置所内で自弁購入できる物品は多岐にわたり、シャンプー、石鹸、歯ブラシ、下着類、便箋、切手、お菓子、飲料などを揃えるためには現金が不可欠です。月に2万〜3万円程度の領置金があれば、日用品やおやつを購入し、比較的落ち着いた環境を整えることができます。