中殿筋の起始停止と作用を徹底解説!骨盤安定と歩行を支える解剖学
中殿筋の起始停止と作用を徹底解説!骨盤安定と歩行を支える解剖学の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
殿筋群は表層から深層にかけて三層構造をなしています。大殿筋・中殿筋・小殿筋の立体的な位置関係と役割の差異を整理しておくと、触診やアプローチの迷いがなくなります。
大殿筋との違い:大殿筋は殿部の最表層に位置し、腸骨翼後方や仙骨・尾骨から起こり、殿筋粗面および腸脛靭帯に停止します。主作用は股関節の「伸展・外旋」であり、強力な推進力を生み出すパワーマッスルです。一方の中殿筋は側方に位置し、スタビライザーとしての役目が際立ちます。
小殿筋との違い:小殿筋は中殿筋の深層に完全に隠れるインナーマッスルです。起始は腸骨翼外側面の下部(前殿筋線と下殿筋線の間)、停止は大転子の前縁です。中殿筋前部線維と同様に股関節の内旋・外転に強く関与し、大腿骨頭を臼蓋へ引き寄せる関節求心位の保持に特化しています。