電圧降下の許容範囲は何%?内線規程の基準と電線サイズ選定の要点
電圧降下の許容範囲は何%?内線規程の基準と電線サイズ選定の要点について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。
設計現場や積算の現場で、毎回複雑な計算式を電卓で叩くのは非効率です。そこで実務上は、電線メーカーや内線規程が提供している配線こう長と電圧降下の早見表を活用するのが定石となっています。
早見表は、縦軸に「負荷電流(A)」、横軸に「電線こう長(m)」を取り、各交点に「電圧降下2%(または3%、5%)以内に収まる推奨電線サイズ(VVF、CVケーブル等)」がマトリクス形式で記載されているツールです。
早見表を正しく活用するコツは、「定常電流」ではなく「最大負荷電流(または始動突入電流)」を基準に参照すること、そして「配線方式(単相3線式なのか三相3線式なのか)」に合致した専用の早見表を選定することです。特にEV普通充電器の増設や大容量空調設備の更新など、近年の高負荷設備を導入する現場では、早見表で素早くアタリをつけた後、詳細計算で検証する2段階のチェック体制がトラブルを未然に防ぎます。