耳の中に水が入って抜けない?綿棒Ng!プロ直伝の抜き方と受診目安

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水が入った後の耳トラブルにおいて、ネット上で最も混同されているのが「外耳道炎」と「中耳炎」の違いです。耳の水が抜けない放置の危険性を語る上で、この病態の峻別は欠かせません。

プールやお風呂の後に起こるトラブルの圧倒的多数は「急性外耳道炎(スイマーズイヤー)」です。水分で皮膚がふやけたところを綿棒や指先で引っ掻き、黄色ブドウ球菌や緑膿菌などの常在菌が繁殖して炎症を起こします。外耳道炎の初期症状と予防における最大の特徴は、「耳たぶを外側に引っ張ったり、耳の穴の前にある軟骨(耳珠)を押したりすると激痛が走る」という点です。初期には強い痒みが生じ、進行すると黄白色の悪臭を伴う耳だれ(耳漏)が溢れ出します。

一方の「中耳炎(急性中耳炎・滲出性中耳炎)」は、鼓膜の奥にある「中耳腔」で炎症が起こる疾患です。中耳は耳の穴からではなく、鼻の奥と耳をつなぐ「耳管(じかん)」を経由してウイルスや細菌が侵入することで発症します。中耳炎との見分け方と詳細まとめとして重要な識別ポイントは、中耳炎では耳たぶを引っ張っても痛みが増すことはなく、風邪気味の時に耳の深部がズキズキと拍動性に痛み、発熱を伴う点です。

水に入った後に耳が痛むからといって、中耳炎用の市販点耳薬を自己判断で使用するのは非常に危険です。鼓膜の外側で起きている外耳道炎に対し、誤った点耳薬や刺激物を投入すると、外耳道真菌症(カビの繁殖)へ悪化し、完治までに数カ月を要する事態に発展しかねません。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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