なぜ今も街にある?有限会社と株式会社・合同会社の違い&残す理由
なぜ今も街にある?有限会社と株式会社・合同会社の違い&残す理由についての真相をご紹介します。
有限会社を巡っては、インターネットやSNS上で事実とは異なる情報が散見されます。代表的な3つの誤解を正しく整理しておきましょう。
誤解1:「有限会社はいつか必ず株式会社に移行しなければならない」
【真相】完全に誤りです。会社法上、特例有限会社に存続期限は一切設けられていません。法改正から何十年が経過しようとも、自ら商号変更の手続きを行わない限り、永遠に特例有限会社のまま事業を続けることが法律で保障されています。
誤解2:「有限会社は資本金が少ないから倒産しやすい」
【真相】根拠のない偏見です。旧有限会社法時代でも最低300万円の資本金が必要でした。現代の株式会社は「資本金1円」で設立できるため、資本金の額面だけで見れば、むしろ旧制度下で設立された有限会社の方が手元資金をしっかり用意してスタートした企業と言えます。企業の健全性は設立形態ではなく、現在の財務諸表とキャッシュフローで判断すべきです。
誤解3:「有限会社は合同会社(LLC)にも直接変更できる」
【真相】直接の移行はできません。特例有限会社から直接合同会社へ組織変更することは法的に認められていません。どうしても合同会社にしたい場合は、一度株式会社へ商号変更した上で、さらに株式会社から合同会社への「組織変更」手続きを踏む必要があります(登録免許税や公告手続きが重複して発生します)。