鳥取県の人口最少の真相|50万人割れの危機と市町村格差のリアル
鳥取県の人口最少の真相|50万人割れの危機と市町村格差のリアルの注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
鳥取県の人口問題をより深刻に物語っているのが「人口ピラミッド」の形状と「高齢化率」の推移です。現在の鳥取県における高齢化率(65歳以上人口の割合)は34%を超えており、県民のおよそ3人に1人が高齢者という計算になります。
人口ピラミッドを見ると、第1次ベビーブーム世代(団塊の世代)と第2次ベビーブーム世代(団塊ジュニア)の2つの大きな山がある一方、20歳未満の若年層・年少人口(0〜14歳)の層は極端に細くなっています。いわゆる「つぼ型」ピラミッドが極限まで進んだ状態です。
現地を取材する地元記者や関係者の証言からは、統計上の数字以上に切迫した現場のリアルが伝わってきます。
「地方の商店街を歩くと、シャッターを下ろした店舗の多さに目がいきます。ただ、それ以上に深刻なのは、地域の消防団やPTA、自治会の役員を引き受ける現役世代が極端に不足していることです。以前なら60代は『引退世代』として扱われていましたが、現在は70代が地域の中心となって草刈りや防犯活動を支えているのが日常風景になっています」(地元メディア関係者)
ネット上のコミュニティやSNSでも、「地元の産科医や小児科が減り、遠方まで通院せざるを得ない」「高校のクラス数が年々削減され、部活動の維持が難しい」といった、生活インフラの縮小を実感するリアルな声が多数投稿されています。