肩甲骨の間が痛い原因は?危険な病気の見分け方と解消法
肩甲骨の間が痛い原因は?危険な病気の見分け方と解消法の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
背中の痛みは、脳が内臓の痛覚信号を皮膚や筋肉の痛みと混同して知覚する「関連痛(放散痛)」として現れる性質があります。痛みが背中のどちら側に偏っているかによって、疑われる臓器のスクリーニングが可能です。
左側の背中や肩甲骨付近の痛みに加え、胸骨裏の締め付け感や息苦しい感覚を覚える場合、狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患が警戒されます。心臓からの求心性神経は第1〜第4胸髄に入力されるため、同じ神経支配領域である左肩や左肩甲骨、顎にかけて放散痛が生じます。「背中が痛くて息を吸い込みにくい」「冷や汗が止まらない」といった前兆がある場合、迷わず循環器内科へ駆け込む必要があります。
一方、右側の肩甲骨下部や周辺の痛みは、肝臓・胆のう・胆管のトラブルが典型です。特に高脂肪の食事を摂取した1〜2時間後に右季肋部から右背部にかけて差し込むような疝痛(せんつう)が走る場合、胆石症や胆のう炎が強く疑われます。また、みぞおちの奥が焼け付くように痛み、背中の中央を貫くような感覚を伴う場合は、胃・十二指腸潰瘍やすい臓疾患のサインであるため注意を要します。