激変する東京油そば界!名店の系譜と通が唸る究極の黄金比解剖

激変する東京油そば界!名店の系譜と通が唸る究極の黄金比解剖の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

歴史の針を1950年代半ばへ巻き戻そう。発祥の地とされるのは、中央線カルチャーが色濃く残る武蔵野市だ。亜細亜大学のほど近くに店を構える「珍々亭」が、スープを張らずに特製ダレと油を麺に絡めて提供したのがすべての始まりと言われている。安くて腹一杯食べさせたいという店主の温かい眼差しが、この力強い一杯を生み出した。

元祖のスタイルは極めて質素だ。分厚いチャーシュー、メンマ、ナルト。そこに醤油のキレと豚の脂が絡み合う。当時、学生たちが貪り食った武蔵野の味は、やがて東京を代表するご当地グルメへと昇華した。スープがないからこそ、小麦の香りとタレの純度が試される。汁なしラーメンというジャンルの礎は、まさにこの静かな住宅街の一角で築かれたのだ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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