古今著聞集の現代語訳とあらすじ完全解説!定期テスト対策と品詞分解
古今著聞集の現代語訳とあらすじ完全解説!定期テスト対策と品詞分解の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
定期テストや共通テストで最も差がつく「原文・現代語訳の対照」と「重要助動詞の品詞分解」を実践的に解説します。ここでは教科書採用率の高い重要場面を取り上げます。
【原文】
「頼輔、いといたく興ぜられて、自ら庭に降りて、雪をかき集めて作らせ給ふ。その形、まことに似つかはしく、見る人感ぜざるはなかりけり。」
【現代語訳】
「頼輔卿は、大変ひどく面白がられて、ご自身で庭に降りて、雪をかき集めて作らせなさる。その造形は、実に本物そっくりで、見る人で感動しない者はいなかった。」
【重要語句と品詞分解のポイント】
・せ(使役の助動詞「す」の連用形):直後に尊敬の補助動詞「給ふ」が続く「せ給ふ」の形。主語が身分の高い頼輔であるため、「最高敬語(二重尊敬)」か「使役+尊敬」かを前後の文脈から判断します。自ら作っている場合は最高敬語、従者に作らせている場合は使役+尊敬となります。
・まことに(副詞):「実に、本当に」の意。文脈を強調する語。
・ざる(打消の助動詞「ず」の連体形):直後の「は」に接続し、二重否定(〜ざるはなかりけり:〜ないものはなかった=誰もが感動した)を形成する頻出構文。
・けり(過去の助動詞「けり」の終止形):説話の語り手が過去の事実を回想・伝聞して結ぶ標準的な用法。詠嘆(〜だなあ)との識別が定期テストで狙われます。