規律崩壊の現場を暴く:警察官と風俗トラブルに潜む組織の病理
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警察内部において、こうした不祥事に最も鋭い視線を送るのが「警察の警察」と呼ばれる監察官だ。身内の不正を暴くプロフェッショナル部隊であり、タレコミや不審な行動記録をもとに徹底的な内偵を進める。
歓楽街の浄化を担う警視庁生活安全部などの専門部署では、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)に基づき、日々悪質店舗の取り締まりを行っている。だが、その捜査情報が内部から漏洩していたとなれば、国家権力の根幹が揺らぐ大事件へと発展する。
「今夜ガサ入れ(家宅捜索)が入る」という一言が店側に渡るだけで、証拠は隠蔽され、捜査は水泡に帰す。見返りとして無料での接待や金品を受け取る行為は、明白な加重収賄罪を構成する。生活安全部のプライドと監察官の執念が交錯する現場では、身内であろうと容赦ない摘発のメスが入るのだ。