関東ローム層に潜む地盤リスクの真実!専門家が明かす耐震新事実
関東ローム層に潜む地盤リスクの真実!専門家が明かす耐震新事実に関する最新のニュースをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
「台地の上だから液状化は無縁」という言説も、部分的な真実に過ぎない。自然堆積した純粋なローム層自体は、砂質土に比べて粒径が細かく粘着力があるため、単体で液状化を起こす可能性は極めて低い。しかし、問題は都市開発によって人工的に改変された「境界部」に存在する。
関東平野の台地は、無数の小さな谷(開析谷)によって刻まれている。開発業者によってこれらの谷が削られ、ローム土を使って埋め立てられた「谷埋め盛土」のエリアでは、地下水が集中しやすい。学術論文プラットフォームJ-STAGEに蓄積された近年の土木学会論文集を検証すると、不十分な転圧で造成されたローム盛土層が、地震時の間隙水圧の上昇によって流動化を起こし、滑動崩落や局所的な噴砂現象を引き起こした事例が多数報告されている。
国土地理院が公開している明治期の迅速測図や旧版地形図を重ね合わせると、現在の平坦な住宅街の直下に、かつての水源や湿地が隠れている事実が浮き彫りになる。台地という言葉の響きだけに惑わされ、微地形の成り立ちを見落とした土地選びがいかに危険であるかを、過去の被災記録は冷徹に物語っている。