ピーピースルーで配管は溶ける?熱変形や水漏れリスクと真相をプロが解説
ピーピースルーで配管は溶ける?熱変形や水漏れリスクと真相をプロが解説に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
ピーピースルーと総称される製品群には、一般ユーザー向けに改良された製品と、専門資格を要する業務用毒劇物とが存在します。この製品ごとの性質や取扱危険度の混同が、インターネット上での過剰な恐怖心や誤解を助長させる要因となっています。
ECサイト等で誰でも購入できる「ピーピースルーF」は、医薬用外劇物に該当しないようアルカリ濃度が絶妙に調整されており、取扱説明書通りの手順を守る限り、家庭用塩ビ管を変形させるような温度暴走は起こりません。
対照的に、水道設備業者や清掃専門業者が現場で使用するピーピースルーK 医薬用外劇物 危険性は別次元です。高濃度の水酸化カリウムが水分と接触した瞬間、激しい発熱とともに跳ね返り(突沸)を起こす危険性があり、保護メガネや耐薬品手袋なしの作業は失明や皮膚の化学熱傷に直結します。プロはこの急激な水和熱を熟知しているため、あらかじめ冷水で溶解させて温度をコントロールしながら注入しますが、知識のない個人がオークションサイトなどで劇物を不正入手し、不用意に配管へ投入すれば、一瞬にして蛇腹ホースをドロドロに変形させてしまう結果となります。