喀血と吐血の違いとは?色や泡で見分ける危険度と受診科

喀血と吐血の違いとは?色や泡で見分ける危険度と受診科の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

救急救命センターや急性期病院の現場では、「血を吐いた」と訴えて搬送された患者のうち、問診と検査を進めると実際には呼吸器由来の喀血であったり、逆に鼻血を飲み込んで嘔吐しただけであったりするケースが少なくありません。出血というショッキングな出来事の前に、患者や家族は激しい動揺に陥り、正確な状況判断が困難になるためです。

現場の医師や救急救命士が指摘する最大の盲点は、「血痰 喀血 違い」の曖昧さと、「下血 吐血 違い メレナ」の見落としにあります。血痰は痰に少量の血液がスジ状に混ざる状態を指し、気道粘膜の軽微な傷でも起こりますが、喀血は血液そのものがまとまった量(数ml〜数十ml以上)として喀出される状態です。血痰を「ただの風邪」と放置した結果、気管支動脈の動脈瘤が破裂して大量喀血に至る危険な事例も後を絶ちません。

また、上部消化管(胃・十二指腸)で出血が起きた場合、必ずしも口から吐血するとは限りません。胃酸と混ざった血液は腸管を通過する過程で完全に黒変し、コールタールのように真っ黒で異臭を放つ「タール便(メレナ)」として肛門から下血されます。口から血を吐いていなくても、「便が真っ黒になった」「急激に立ちくらみや息切れがする」という兆候があれば、胃潰瘍や消化管腫瘍からの大量出血が体内で進行している決定的なサインです。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest